多良間島について
多良間島ってどんな島?
多良間島は、宮古島と石垣島とのほぼ中間に位置する楕円形の島です。隆起したサンゴ礁から成る島のため、周囲は砂浜に囲まれ、発達したサンゴ礁がみられます。
沖縄本島や宮古島のように観光地化されていないため、のんびりとして穏やかな時間が流れています。
公共交通機関もなく、信号も一つしかありません。
観光の際はレンタカーもしくはレンタサイクルのご利用をおすすめします。
日本で最も美しい村
多良間島、そしてその隣の水納島は2010年、沖縄県で唯一の「日本で最も美しい村連合」への加入を果たしました。
多良間島は、その自然景観の美しさが高く評価されています。
豊かな海と青い空、緑の山々が織り成す風景は、訪れる人々に深い感動を与えます。
また、伝統的な村の暮らしや文化が色濃く残っており、観光客はその魅力的な風景や文化に触れることができます。
美しい自然環境を保つため、地域住民と観光客が協力して島の保護に努めています。
特産品
〇黒糖
多良間島の基幹作物はサトウキビです。
黒糖の生産量はなんと沖縄県全体の約4割を占めており、日本一の黒糖生産地域となります。
宮古製糖多良間工場では一日に250トンもの処理がされており、日々高品質な『多良間黒糖』が生産されております。
多良間空港でも購入することができるため、お土産に買ってみてはいかがですか?
〇肉用牛
多良間島は島のほとんどが耕作地なため、肉用牛の繁殖経営も盛んです。
空港から集落へ向かう途中でも、牛たちをたくさん見ることができます。
〇たらま山羊(ピンダ)
多良間島の牧草は、潮風を浴びてミネラルが豊富です。
その牧草を食べて育った山羊(ピンダ)は低脂肪、かつ高ミネラルです。
たらまピンダの肉を使った山羊汁は、臭みが少なく、味わい深い一品です。
八月踊り
多良間島では、毎年旧暦8月8日~10日の三日間、「八月踊り」が行われます。
五穀豊穣を祈願し、民族踊り・古典踊り・組踊が披露されます。
1600年代、重い税を課せられた宮古・八重山地方。
毎年の重税を無事に納めたことに対する祝い、楽しみ、慰めあい、励ましあいから、
この「民族踊り」が始まりました。
この行事は国指定重要無形民俗文化財に登録されており、県内外から注目されているため、
一か月前には飛行機の席はすべて埋まってしまいます。
島内を見渡せる展望台
多良間島には、美しい景色を一望できる展望台があります。
展望台からは、青い海と緑の島内、天気が良い日には八重山の島々を望むことができます。
特に、夕暮れ時には幻想的な景色が楽しめ、訪れる人々に心に残る感動を提供します。
すぐ隣には、17世紀まで船の到来を監視するのに使われていた「八重山遠見台」もあります。
アクセス
多良間島までの移動手段には、飛行機とフェリーの二種類があります。
〇飛行機
宮古島・宮古空港から多良間空港まで、RAC(琉球エアコミューター)で片道20分です。
午前・午後にそれぞれ一往復運航しており、那覇空港からの直行便はありません。
来島予定日が決まっている場合はこちらの利用がおすすめです。
〇フェリー
宮古島・平良港から、一日一便運航しております。
片道約二時間で、海の景色をゆっくり楽しみながら移動できます。
運航状況は当日に決定するため、多良間海運のホームページをご確認ください。